プログラミングって何だろう?
プログラムとは、コンピュータに処理させたい内容を、順番に書き出したものです。そして、プログラミングとは、プログラムを作る作業のことをいいます。身近な例として、運動会のプログラムを思い出してみてください。会式の辞、校長挨拶など、やるべき事が順番に並んでますよね。やること(内容)を順番に書き出したものですから、プログラムと呼ばれます。人間であれば、なんとなく予想して「次はこうかな」と考えて動くことができますがコンピュータは、自分で考えて動くことはできません。したがって、コンピュータに何か処理をさせるには、一連の動きを順番通りに命令する(プログラムする)事が必要となります。
なぜプログラミング教育が必修化されるの?
今の時代、コンピュータなしでは日常生活すら送れなくなってきています。7割以上の日本人がスマートフォンを持ち、コンピュータなしでは業務ができないような企業も少なくありません。身の回りの家電でも、全自動洗濯機・エアコン・車・ロボット掃除機・ゲーム機をはじめとする様々な家電にもプログラムが組み込まれれています。このような傾向は今後ますます加速していくと考えられています。つまり、コンピュータ(プログラム)が子供達の将来設計にかかせない存在になってきており、その仕組みを知る事が読書きと同じくらい重要になっているのです。しかし、その技術を支える人材が不足しています。プログラミング教育が必要とされる背景のひとつとして、第4次産業革命やグローバル化に対応する人材を育てることがあります。経済産業省の発表では、2020年に36.9万人、2030年には78.9万人ものIT人材が不足するとされています。プログラミング教育の目的は、将来のIT人材の不足を補うためもありますが、それ以上に将来どのような職業につくときにも必要となる「プログラミング的思考」の育成が重要とされています。
プログラミング的思考ってなに?
目的を達成するために物事を順序立てて考え、結論を導き出していき、それを計画的に実行する考え方のことを言います。その為には論理的思考・創造性・問題解決能力・行動力が必要とされます。考えるだけでなく、実行に移していく事により、様々な経験を積む事が出来ます。小学校でのプログラミング教育では次のようなことがあげられています。①まずは身近な生活でコンピューターが活用されている事に気付かせる。②問題の解決には必要な手順がある事を教え、論理的思考を身に付ける。③各教科で育まれる思考力を基盤としながら、基礎的な「プログラミング的思考」を身に付けること。④コンピューターの働きを生活に生かそうとする姿勢を身に付けること。プログラミング的思考は、どんな時代やどんな状況でも、普遍的に求められる資質・能力と考えられています。自分で考え解決していける力を身に付けておけば、仕事だけでなく、日常の生活で問題に直面した時も役に立ちます。こうした考え方が身に付くことにより、分からない問題を解いていく楽しみも生まれ、勉強へのやる気を高める事にもなり、子どもの将来の選択肢を広げる事にも繋がる可能性があります。
人工知能(AI)の活用によって、子供達は将来、今は存在しない仕事につく可能性が高い。
少し、視点を変えてみます。人工知能(AI)という言葉をよく聞くようになってきてますよね。人工知能(AI)の活用によって、一定の規則に従って作業できる仕事は、今後コンピュータに代替されると言われています。一方、人間や動物をケアする仕事や、コンピュータのシステムを設計する仕事は今後も残ると言われています。日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になると言われています。逆に新たに発生するであろう仕事の多くは、共通スキルとしてプログラミングの重要性が高まると予測されています。このままいくと35人のクラスであれば17人の仕事が失われる可能性があります。あなたの子供さんは安泰ですか?
まとめ
2020年度より順次施行されている学習指導要領(新学習指導要領)では、小学校・中学校・高等学校の各学校で「プログラミング教育」が必修化します。プログラミング教育を通して子供の将来の選択肢・可能性を広げてあげる事が、保護者として重要な事だと思います。
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